048-793-2011
〒339-0009脳神経外科・整形外科・内科・消化器外科・皮膚科
リハビリ科・健診
一般病床 回復期リハビリテーション病棟
脳卒中ケアユニット(SCU)
埼玉県急性期脳梗塞治療ネットワーク(SSN)基幹病院
日本脳卒中学会 一次脳卒中センター(PSC)認定病院
回復期リハビリテーション病棟専従リハビリテーション専門医(整形外科専門医でもある)が、リハ訓練室におり、理学療法士、作業療法士、言語聴覚士、看護師、医療ケースワーカー、栄養士が、一体となる、質の高いチームアプローチによる、リハビリテーションが可能で、その特徴は
①入院患者の半数以上を、運動器疾患が占めている事です、これは、整外科専門医(股関節外科)でもある、リハ専門医が、近隣病院と、大腿骨頸部骨折連携パスを結び、術後14日で、入院・早期リハが実施できる
②入院患者は、高齢者が多く、老化現象に伴う、腰背痛、膝関節痛を合併している事が多いが、病棟専従リハ医が、整形外科専門医でもある為、神経ブロック、関節穿刺を、必要により、いつでも行い、同時に過流浴等の物理療法を実施し、痛みを軽減しながら、リハが円滑に進められる
③平均入院期間が短縮(大腿骨頸部骨折3週間)、平均アウトカム(日常生活動作改善点数)も改善する
④当院脳卒中センターから、継続して、急性期リハから、切れ目なく、回復期リハに移行できる事(今後、他医療機関と脳卒中連携パスを結び、脳卒中の、急性期リハから、回復期リハの円滑な流れを作る予定)
水中歩行訓練装置(特別注文製品)
温水中、患部にジェツト水流を当てながら、骨折後の、体重1/3、1/2、2/3免荷歩行訓練が出来る.(前・横・後歩行)、大腿骨頸部骨折後、人工関節術後、脊椎手術・圧迫骨折後の腰痛の軽減にも効果ある
ロボット支援歩行訓練装置(エルウーク・トヨタ)
脳血管障害患者に長下肢装具使用しないで、歩行訓練が出来、円滑に短下肢装具・杖歩行に移行できる
室内歩行訓練装置(特別注文製品)
訓練室内で、10mの平地歩行、階段昇降訓練4段が、床上50cmの歩行路でできる
ドライビング(運転)シミュレーター
高次脳機能障害患者に運転機能評価・訓練が出来る
在宅復帰訓練室
家庭復帰を目標に、それぞれの家庭状況に類似した環境で、作業療法士の指導で、移動、入浴、トイレ、家事(掃除、洗濯、料理)の訓練を行い、必要により家族介護指導も行う部屋(2LDK相当の部屋)、家族宿泊での夜間介護指導も行う
嚥下評価訓練室
摂食嚥下障害のある患者に、電気刺激装置、嚥下訓練用車椅子等を使用して、嚥下訓練を行う部屋、多種多様の嚥下食を用意して展示している
広く明るい訓練室
600m2の広く、窓の多い、明るい訓練室
リハビリセンター長
飯田 勝(名誉院長)
▶ 東京医科歯科大学医学部卒業(S39年卒)
▶ 東京医科歯科大学整形外科助手(股関節外科・人工股関節・骨セメント)
▶ Emory大学・リハビリテーション医学研究所(運動学)
▶ Case Western Reserve大学・バイオメカニクス研究室
▶ 東京医科歯科大学整形外科・文部教官助手(筋電図検査室)
▶ 東京都老人総合研究所リハ医学・運動研究室長
▶ 埼玉県総合リハビリテーションセンター総長
▶ 埼玉県社会保険診療報酬支払基金・主任審査委員(整外科・リハビリテーション科)
▶ 埼玉県介護保険審査委員会・委員長(国保連合会)
▶ 関東信越厚生局・監査指導課・保険指導医(リハ科・整外科)
▶ 前厚生労働省・医療関係者部会(理学療法士、作業療法士部門)臨時委員
▶ 前全国身体障害者更生相談所長会・副会長
▶ 医学博士
▶ 整形外科専門医・リハビリテーション専門医、リハビリテーション認定臨床医
▶ 身体障害者福祉法15条指定医(肢体不自由)
▶ 補装具講習会指定医
▶ 社会保険診療報酬支払基金関係功績者厚生労働大臣表彰(平成18年10月17日)
▶ 日本整形外科学会・学会功労賞(平成18年5月17日)
▶ 日本リハビリテーション医学会功労会員(平成28年6月8日)
▶ さいたま市障害者更生相談センター委託医
地域に根ざし、その人らしい生活を支える
リハビリテーションサービスを提供します
理学療法では、身体機能の改善や日常生活動作における基本的な動作(寝返り・起上がり・立ち上がり・歩行など)の評価、練習を行います。リハビリ室内ではもちろん、患者様の状態に合わせて病室や屋外での練習、あるいは公共交通機関の利用練習なども行います。 病気やけがにより日常生活における各動作(着替える、一人でトイレに行く、外出する など)の動作に障害が生じると、活動性が低下し、寝たきりや閉じこもりになる可能性があります。私たちは患者様一人一人に寄り添い、病気や障害があっても、住み慣れた環境で自分らしく生活するための支援を行なっていきます。
作業とは、食事や排泄、家事や仕事、趣味や就学など人の日常生活に関わるすべての諸活動のことを指します。作業療法では病気やけがで生活に支援の必要な人に対し、その人なりの生活の方法を一緒に考え、習得を支援していきます。また、障害があっても残された機能を最大限活用し、日常生活動作や家事動作、仕事への復帰を目指した支援を行います。また、実際の生活に必要な時間・物の扱い方、周囲の状況の認識、物事の記憶や注意、計算、動作の順序・方法を決定し遂行する能力(高次脳機能)などを評価・練習します。支援を通し、その人のいきがいやその人らしさを獲得することを目標とします。
失語症(話す・聞く・書く・読むの障害)や構音障害(呂律障害)、高次脳機能障害(注意障害や記憶障害など)、摂食嚥下(飲み込み)障害に対して、専門的な評価・訓練を行います。機能的な改善だけではなく、残存している機能を活用した実用的な練習も実施し、その人らしく豊かな生活を構築できるよう支援致します。ご本人だけではなく、ご家族様に対しても、コミュニケーションの取り方や、飲みやすい・食べやすい(むせにくい)姿勢や食べさせかたなどをアドバイス致します。
令和5年2月、リハビリテーションセンター訓練棟が完成し、新しい備品搬入も、ほぼ終了し、新訓練棟でのリハ訓練が、本格的に始まりました、この新訓練棟は、新しいリハ技術・訓練機器の進歩を取り入れたもので、その特徴は、Ⅰ全く新しい訓練装置・設備として、①温水中歩行訓練装置(大腿骨頸部骨折・股・膝関節疾患・両下腿骨折・脊椎圧迫骨折・脊椎疾患等の術後歩行訓練用)、②屋内歩行訓練路(床上50cm・歩行路長5m・階段4段)、③在宅復帰訓練室(患者個々の住居状況を再現し、家庭復帰前に、ある期間、昼間と夜間ADL指導を作業療法士が行う)、④摂食・嚥下訓練室(言語療法士・栄養士が協力して、患者や家族に嚥下訓練・指導を行う個室)、⑤個室・高次脳機能訓練室、Ⅱ最新のリハ訓練機器として、①ロボット支援歩行訓練装置(県内で初めて)、②運転シユミレーター(自動車運転能力評価・訓練)、③昇降機能付き訓練台(運動器ロコモ機能訓練装置)、Ⅲ従来訓練装置・最新型導入(トレッドミル、懸垂式歩行訓練装置、高低調節機能平行棒、④訓練室面積の拡大・600m2と広く、周囲がガラス張りの、明るい訓練室を備えた事です。これにより、患者さんは、最新のリハ訓練機器で訓練を受けることが可能となり、早く目標を達成出来るようになります、今後、さらに、最新のリハ機器・技術を導入し、この地域(岩槻区、春日部市、さいたま市)の信頼されるリハ病院を目指して行きます。
この度、当院の敷地内にリハビリ訓練棟を新築しリハビリテーションセンターとして開所する運びとなりました。当センターは760㎡(230坪)を超える広さがあり、運動療法・作業療法のための訓練ゾーン、言語聴覚療法室、作業療法個人訓練室、嚥下訓練室を設置しました。また、自宅での生活にスムーズに移行できるよう実際の住宅に準じた構造設備を有した日常生活訓練室も完備しました。水中歩行浴槽では、浮力による下肢への体重負荷をコントロールしながら歩行訓練を実施することができ、側面は透明アクリルガラスを用いておりますので水槽外から患者の下肢の動きを確認することができます。
今後、当センターで更に質の高いリハビリテーション医療を提供していく所存でございます。皆様のご指導、ご鞭撻、お力添えを頂戴できれば幸いでございます。
人の動きを科学する。これからの動作分析。筋骨格系モデルを用いて、リハビリ患者を初めとする被験者の動作を、三次元アニメーションで表示します。同時に、算出された、関節モーメント、 推定筋力、消費カロリーを筋肉の色の変化で可視化し、筋肉が動作のどの時点でどれくらいの力を発揮しているかを直観的に捉えることが可能となります。
最新のリハビリテーション機器・器具の他に、上肢・下肢装具見本。在宅復帰に向けて、検討される介護用品(レンタル品)など多数展示しております。
水中での歩行練習を実施します。水の浮力を利用して、下肢の関節にかかる負担を軽減することができます。また、水中を歩くことで、身体に抵抗がかかり、筋力や心肺機能を高めることができます。
作業療法は日常生活ができる応用力をつけるためのサポートをおこないます。身体機能や高次脳機能の練習を行いながら、食事やトイレ、家事など、日常で必要となる身辺動作や家事動作などの練習を行います。なかには手芸や木工、将棋、園芸など、趣味として行われるような動作も取り入れ、より豊かな生活が送れるようサポートします。日常生活を円滑に行うために車椅子や歩行器といった福祉用具を使用する場合、選び方や使い方についての指導を行います。バリアフリーが施されていない家では、可能な範囲でのリフォームも含めてスムーズに生活できる環境づくりをサポートします。
理学療法では、基本動作(寝返り・起き上がり・立ち上がり・歩行 など)の練習を行います。マット上での運動に加え、さまざまな器具や練習方法を用いてアプローチを行います。
また、物理療法では痛みに対して、種々の治療器具を用いて対応いたします。
言葉によるコミュニケーションの障害に対して、その原因を探り、言語のリハビリテーションを行います。また、脳卒中や加齢などにより、嚥下(飲み込み)の障害が起きた場合、その評価と練習を行います。安全に口から食物を摂取できるよう、看護師や管理栄養士などの他職種と共同してアプローチを行います。
高次脳機能の検査や、病気により集中が難しくなった方が、集中して練習を行えるように個室を用意しています。
退院後の生活を想定し、トイレや入浴などの日常生活動作や掃除や洗濯、調理などの家事動作を練習する部屋です。トイレや浴室、キッチン、押入、洗濯機置き場などがあり、実際に動作を行いながら必要に応じて練習や動作の指導を行います。また、様々な福祉用具が置いてあり、福祉用具を試用しながら退院後の生活のイメージが付くようにサポートします。
「Hondaセーフティナビ」を導入しています。パソコンと市販のステアリングなどと組み合わせることで、簡易型シミュレーターとして使用しています。
主に、高次脳機能障害のある方やご家族の方に自動車運転における危険認知の状態などをお伝えし、今後の運転行動を考えるサポートをしていきます。
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